コミュニケーションを求めて

『おはようございます!』
ひと月ほど前から、私がタイムカードを打っていると必ず彼女が話しかけてくるようになった。
顔は見たことがないが、声から察するに20代後半から30歳くらい。
気取った感じがない素直ないい子っぽい。
そんな彼女に「おはよ」と、つっけんどんに返事をして毎朝自分の職場に向かう。

帰りもタイムカードを打っていると、
オドオドしたように『お疲れ様でした』と、また話しかけてくる。
「どういたしまして!」とまた、つっけんどんに返事をして会社を出る。

感じが悪い訳ではないのに、何故か彼女の声がいちいち癇に障るのだ。

今日も「おつかれ!」と無愛想に返事をして会社を出ると、
後ろから歩いてきた同僚に、
『ドルチェさんてタイムレコーダー に話しかるんだ』と笑われた。
(後ろから人が来ていたとは誤算だった)
仕方がないので、同僚に「彼女」への想いをぶちまける。

先月から職場のタイムレコーダーが新しくなり、
今までのピッと鳴るものから"喋るタイムレコーダー"に変わった。
しかし、その声が妙に素人っぽいためにカードリーダーが反応しているのか、誰かが喋っているのか判断しづらいのだ。
誰もタイムレコーダーにコミュニケーションなんて求めていないよね!と同僚に愚痴ると、
『でもいちいち返事してるんだから、ドルチェさんは求めてるんじゃないの?』と笑われた。

アタシが?
タイムレコーダーに?
コミュニケーションを?
求めているだと!?

それじゃまるでアタシが、ただの変なヒトみたいじゃないか!?
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難しくて重要なやりがいのある恐ろしい仕事

昨年末から、私に新たな仕事が増えた。
製品を作る際の管理システムを設定する『マスター登録』と呼ばれる仕事で
会社でも限られた職場の数名しかできない、難しくて、重要な仕事である。

前任者の話では、誤った登録をすると全社のシステムがストップするというので
登録の最中は常に話しかけんなよオーラ全開‼
それでも、自分の作ったプログラム通りに注文が出て、加工が進んで・・・
数か月かかって数十種類の部品が製品に組み立てられ納品されていくのを見届けると、
つくづく「やりがいのある仕事」だなと感じます。

そんな"やりがいのある恐ろしい仕事"も3ヶ月たって少し慣れてきた先日の朝、
私がマスターを組んだ新製品の管理担当が上ずった声で私のところへ駈け込んできました。

ドルチェさん!大変です!!
先月登録してもらった新製品の部品の注文が、
勝手にジャンジャン出ちゃってます!



何事も 慣れてきた頃が鬼門であることを心しておくべし。

メールをしながら思うこと

今週はチョット集中しなければならない仕事があって
得意の『話しかけんなよオーラ』全開で仕事をこなしていた。
そんな時でもお構いなしに、あ~だのこ~だののメールがバンバン入ってくるので
そのたびに勝手に優先度をつけて捌いていく。

今日は、他職場の係長から製品Aの原価明細のデータを教えて欲しいというメールがあり、
チャチャッと調べてグラフにして返信。

ウチの課長からの依頼メールは、来週までとのことなので後回し。

・・と、ついさっき原価明細のデータを送ってあげた係長からまたメール。

げ!? 私のデータに何か不備があったか?
ドキドキしながらメールを開くと、たった2行。


ドルチェ♪様
ありがとうございました。



大きな声では言えないが(・・・と言いつつネットで全国配信しているが)、
私はこういうメールは要らない。

私のメールには『いつもお世話になっております』もないし、
欲を言えば、用件だけ一方的にバンバン送ってくるようなメールが好きだ。
バンバン返せるから!!

でも、娘のLINEはいつもひどい。
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会社という組織の末端で思うこと

勤務先の社名が変わって一週間がたった。
いまだに、電話に貼り付けた新社名のメモを頼りに電話をとる毎日だ。

組織の大きな体制改革もあり、部署名も
㈱〇〇〇〇〇
第1〇〇部 〇〇課 〇〇〇〇グループから 
㈱△△〇〇〇
第3△△△△部 第1△△部 △△△△課 △△係に。

社員も300人から一気に1,300人に。
1,300人と言ってもピンと来ないが
那須野が原ハーモニーホールのキャパが1,200人だと考えると
那須野が原ハーモニーホール
おお!と感じる。
と同時に、新しく発表になった体制表で見ると私の職場は一番下の末端に小さく記載されていて
ええ?ココ?と改めて組織の大きさを感じる。

こんな末端のひとりの力がどんな風に会社に波及するのか想像もつかないが、
「会社の為に働くんだ!」なんて愛社精神を絞り出すより、
むしろ、自分なりの小さな目標をひとつもって仕事をしたいなと思う。
先ずは、新社名のメモを見ずに電話に出る!
自分の職場名をスラスラ言えるようにする!
(かなり小さい私の目標)







那須勤務10年め。
ワイパーを立てる雪の日のおまじないもすっかり板についてきました。
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南三陸キラキラ丼の効果を見せたる12月!

今年の夏、南三陸にひとり旅してきたのは、
来年50代に突入する自分への「喝」のため。
この先、こころが折れそうなくらい頑張らなきゃならないことにぶつかった時に
間違いなく、私を支えてくれるであろう風景がそこにはありました。

そして、南三陸から帰って2週間後。
勤務先で突然の重大発表があり、ひとり旅の効果を試されることに。
11月、新聞発表。
自分の会社が、地元地方紙の1面に予想以上に大きく取り上げられたことに驚きつつも
私の中に もう動揺はありませんでした。

目をつぶると南三陸の風景がハッキリと瞼に浮かぶ。
いよいよ650㎞のひとり旅の成果を試される。
さぁ!頑張ろう!
ここで頑張らなかったら、
私のひとり旅は「ただウニ丼を食べてきただけの旅」になってしまうから。



今日から、スキルアップのための新しい仕事にも挑戦することになり、
私にやりこなせるのかかなり心配。

でも、私の仕事次第で会社が傾くことはあっても
会社が爆発することはないだろう・・・。